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インド経済の現況

最終アップデート: 10月 18, 2007
 

インド経済は右肩上がりの成長に弾みがついている。年率8-9%の安定した経済成長、2,220億ドルを超えてなおも増え続ける外貨準備高、センセックス(SENSEX)で知られる株価指数が未曾有の15,000ルピーを超えて勢いづく株式市場、今年度の海外からの直接投資が155億ドルに達するという政府予測、20%を超える輸出の急激な伸びといった前向きな指標がこれだけ揃えば、インドが世界有数の投資先である理由がよく分かる。

  • 2006-07年度の経済成長率は9.4%で、2005-06年度の9%に比べてかなりの伸びを示した。
  • この成長率達成に貢献したのは製造業分野とサービス業分野である。両分野の成長率は2005-06年度にはそれぞれ9.6%と9.8%であったが、2006-07年度には10.9%と11%に跳ね上がった。
  • 経済白書 2006-07:
    中央統計局が発表した国内総生産の事前予測では1999-2000年度を基準年とする、要素費用表示GDPの本年度の伸びを9.2%としている。サービス分野が力強い成長を維持する一方で、工業分野の各部門では息の長い成長の兆しがはっきりと見られた。財政再建の具体的な進展と国際収支の大幅黒字が大きく寄与し、マクロ経済の基盤は強固になった。投資の急増で今後の見通しは極めて明るい。
    • 更に部門別で見ると、製造業の12.3%(前年度9.1%)、貿易・ホテル・運輸・通信の13%(同10.4%)、建設業の10.7%が貢献度大であった。
  • 電気・ガス・水道部門では2005-06年度の5.4%から2006-07年度には7.4%に伸びた。
  • 特定の業種では桁外れの成長率を達成した。例えば、商用車の17.9%、電話機の43.5%、民間航空乗客数の32.2%、ITの31%(いずれも収益ベース)などである。
  • 総合収支は、2005-06年度の151億ドルの黒字に対し、2006-07年度は266億ドルの黒字を記録した。

多くの業界が昨年度以上の成長率を達成しており、インドの成長神話は今年度も健在だ。

  • 全般的な工業成長率は2005-06年4~5月度の10.8%に比べて、2006-07年度4~5月には11.7%に伸びた
  • 2007年4~5月の製造業部門と電力部門の成長率は、前年同期のそれぞれ12.2%と5.5%から12.7%と9.0%に伸びた。
  • 基幹インフラ部門の2006-07年度4~5月の平均成長率は、前年度同期の7.2%から8.1%に伸びた。
  • 2007年6月最終週のインフレ率(卸売物価基準)は4.27%(年率換算)で、一年前の5.21%(同)から下がった
  • 2007年4~5月の製品輸出累計額は前年同期比で20.37%と大幅に増え、224億ドルに達した。
  • 銀行の総預金は2007年7月6日までの1年間で22.8%(1,342億ドル相当)増えた。前年同期には19.6%(965億ドル相当)の増加であった。
  • 2007-08年度の7月13日までの海外機関投資家による投資は、2006-07年度同期の20億ドルの出超から、84億ドルの入超に転じた。
  • マネーサプライ(注1)に占めるリザーブマネーの比率は2007年7月20日時点で、前年同期の17.2%から、29.1%(支払準備率の引き上げを見込んだ初回修正値は21.7%)に拡大した。

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